コラムこころの点描


Stigma(スティグマ)

辞書的には、「烙印、偏見=それとわかるもの」を言います。私たちは意識的・無意識的stigmaを生きています。このスティグマという言葉は特に、精神障害に関しての「スティグマ」(偏見)として使われることが多い。(アンチ‐スティグマ運動)「人間性」に組み込まれたスティグマは、仏教でいう『業(ごう)』のようなものかも知れません。

ですから、スティグマは理性的に意識されても乗り越えられません。(知的・理性的にのみ扱えない)人種的偏見もスティグマでしょう。人間も、「霊長類」面して多種生物を絶滅危惧種などと言っていると、かれらに先駆けて滅びてしまうかもしれませんね。


2018.4.7掲載 / 連載